あらすじ
緑濃い無双連山の山肌を縫いながら走る大井川鐵道、その側らにたたずむ“笹間”の町―佃次郎(西郷輝彦)の故郷―。
37年ぶりの初恋の女性との再会。だが、懐かしい思い出の陰に、おぞましい事件の鍵が隠されていた―。
郵政宿舎の屋上で死体が発見された。第一発見者は、佃(西郷輝彦)の故郷“笹間”の幼馴染・小出秋子(伊東ゆかり)。ところが秋子の話す内容は、まるで虚言。さらに、現場からは、笹間の伝統工芸『葛布織り』のお守りが発見された……。
殺されたのは、郵便局員・北川典子(大西結花)。秋子の証言を解せないながらも本庁刑事たちは「不倫のもつれ」と判断、典子の同僚・青木悠輔(高橋和也)に容疑をかける。
一方、佃は、一ヶ月前から宿舎前で目撃されていた不審なタクシーを突き止める事に成功。ところが、その運転手もまた、佃の幼馴染の大沢康夫(布施明)だった……。
幼き頃の友情、懐かしい故郷への想いに駆られる佃は、冷静な判断を欠き、刑事としての自分をいつしか見失っていく―。
|